鳥羽水族館の目の前に広がる鳥羽湾で、2012年の末頃からスナメリの姿を目撃できるようになりました。館内の通路(メインストリート)や屋上の通路(ベイサイドストリート)、お隣の伊勢湾フェリー乗り場などから運がよければその姿を見ることができます。
これまでにも水族館前の海でもスナメリを目撃することはありましたが、いずれも短期的なもので、今回のように長期間目にすることはありませんでした。これは、スナメリの餌である小魚の群れを追って湾奥へと入り込んでいるものと考えられ、今後魚の群れの移動とともにスナメリも移動していくもの思われます。
1月28日現在確認できたのはおよそ5~6頭、中には子どもと思われる小さめの個体もおり、大人の個体と同じように元気に泳ぎ回っています。長年勤務するスタッフ達も「水族館前のこんなに近くの海で長期間見られることは今までになかった。水槽で泳ぐ姿を見て、すぐ横の海で野生の個体も見られるなんて。」と嬉しそうに話しています。
今年、スナメリ飼育50周年を迎える鳥羽水族館。海からの思わぬお客様に喜びもひとしおです。
スナメリは背ビレが無い為、呼吸時に一瞬見える灰色の背中が目印です。そのため少々波の高い時などは目にするのが難しいかもしれません。小魚を追う海鳥たちを目印に、広い視野で海を眺めてみてください。運が良ければ見えるかもしれません。
※このスナメリは野生個体です。自然条件によって全く見られないこともあります。また、いつまでこの場所にとどまるかなどについても不明です。
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【スナメリ】 インド洋、ボルネオ海域を経て、仙台湾を北限とする日本沿岸や東シナ海に分布する体長が1.8mほどにしかならない小型の鯨。頭が丸くクチバシと背ビレが無いのが特徴で瀬戸内海や伊勢湾に多く生息しています。 |