2014年7月3日 12時57分、スナメリの元気な赤ちゃんが誕生しました。
7月3日の午前10時頃、飼育担当者が母親マリンにエサを与えたところ食べず、出産が近づいてきたと思われたため観察のためにプール前へ向かったところ、赤ちゃんの尾ビレがでているのを確認しました。赤ちゃんは生まれた直後は必死で呼吸をしたりプールの壁にぶつかったりしていましたが、しばらくすると母親マリンと一緒に少しずつ潜って泳いだり、乳首を探すような仕草が見られるようになりました。母親のマリンは気が強いしっかり者で、常に赤ちゃんにぴったり寄り添って泳ぎをサポートしています。今のところ授乳も確認され上手に子育てをしていますが、飼育係は引き続き24時間態勢で観察を続けます。なお、父親は鳥羽水族館で飼育している「ハッチ」だと思われます。
飼育担当者は「尾ビレが出てから誕生まで約3時間もかかり心配していましたが、無事に生まれてきてくれて安心しました。このまま順調に子育てできるように、なるべくストレスを与えないよう気を配りながら注意深く見守っていきたいです。」と話しています。
母子の状態が安定するまで一般公開は未定です。
≪経過≫
4:00頃 スタッフがライブカメラ観察中、(自宅にて)、落ち着きがない様子を確認
水族館へ駆けつける
10:05頃 尾ビレが出ているのを確認
12:57 新生児誕生
20:45 初授乳確認

| 母親 | 愛称:マリン / 年齢:推定16歳 入館:2004年11月3日(伊勢湾にて農林水産大臣の許可を受け特別採捕) 出産経験:2005、2008、2011年、2013年に続き5回目 |
| 赤ちゃん | 性別:メス 体長:推定85cm 体重:推定8kg |
* 鳥羽水族館でのスナメリの出産は21例目。
* 現在、鳥羽水族館で飼育しているスナメリは7頭です(オス2頭+メス4頭+赤ちゃん)。
* 母子が落ち着くまで暫くの間はスナメリ展示プールを閉鎖させて頂きますが、
母子の様子はスナメリプール前のモニターでリアルタイムにご覧頂けます。
人工哺育に切り替える為、赤ちゃんはバックヤードへ移動しました。
| スナメリ | |
| スナメリはペルシャ湾から日本沿岸にかけて分布する小型のハクジラの仲間で、日本では瀬戸内海や伊勢湾などに多く見られます(伊勢湾の推定頭数は約3000頭)。他のイルカ類に比べ神経質で、飼育が難しいとされていましたが、鳥羽水族館では1963年から飼育に取り組み、2013年9月30日で飼育50周年を迎えました。 |