
6月18日(木)、蒸し暑い梅雨の最中に涼しげな青いアマガエルが水族館に持ち込まれました。一般の方にお持ち頂いたもので、準備ができ次第展示を予定しています。
このカエルは松阪市にお住まいの方が、家の裏の田んぼで一般的な緑色のカエルの中に、数匹の青いアマガエルを見つけ捕まえたものです。今までに見たこともない青いアマガエルに驚き「珍しいものなら鳥羽水族館に寄贈したい」と連絡くださり、わざわざお持ち頂きました。持ち込まれた青いアマガエルは7匹(雌雄不明) 大きさは2cmほどで、まだ子供のアマガエルです。 水族館にはこれまでにも青いアマガエルはときどき持ち込まれたことはありますが、一度に7匹という多い数は今までにはありませんでした。
青色になった理由ですが、なんらかの原因による色素変異と考えられます。 色彩変異のアマガエルは年に幾例か報告されています。そもそもアマガエルの体色は表皮と真皮の間の3層に配列する色素胞(色素細胞)によるものです。3層は一番上に黄色素胞、次に虹色素胞、最後に黒色素胞で構成されています。真ん中の虹色素胞は短波長の青色の光を反射小板で反射し、上層の黄色素胞の黄色と相まって緑色の体色を呈します。さらに虹色素胞を通った長波長の光は最下層の黒色素胞で吸収されます。青色の個体は上層の黄色素胞内の色素顆粒が消失して青く見えるものではないかと推測されます。ただなぜ消失したかについては分かりません。
時折持ち込まれるといっても、普段はあまり目にする機会のない色のカエルのため、来館者の方にも見て頂けるよう水槽を準備し、
6月20日(土)から館内3階「日本の川」ゾーンで一般公開を予定しています。